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安心の前の安全。子どもたちが生活する場で、大人ができること。

オンラインでの少人数の研修を続けていると、「ここでつまづいているのか!」と、多くの共通点が見つかります。

特に、悩み事であげられることが多いのは、大人同士の関係、発達に課題がある子との関わり、そして安全面です。

そして、この3点はそれぞれが密接に関係していることもわかってきました。

「安全」は最低限の保育の質であるにもかかわらず、大人同士(特に保育者間)の関係が良くないと成立せず、さらには子どもの発達特性に合わせて配慮する必要があるからです。

「気になる子」という表現が一般的になって久しいですが「発達の課題イコール発達障害」ではないということも頭におきながら、子どもも大人も安心して生活できるために「安全な」環境づくりに励みたいものです。

今日の保健衛生・安全対策の講座での質問とともに、動画での追加解説をまとめておきます。
チームで共有しながら、実践につながる手立てを見つけてくださいね。

その前に。

度重なる保育事故が、社会を賑わしていますが、そもそも私たちは「事故」を人間のミスだけで考えてはいないでしょうか?
もちろん、人の力で防げることもたくさんありますが、人間万能でないからこそ、力を合わせたり、仕組みを整えてきたはずです。

「かわいそう」「怖い」という感情面だけに囚われることなく、冷静に分析しながら再発防止に努めたいものです

再発防止という観点での質問もいただきました。

私たちの園では、園庭のチェックや、ヒヤリハットについての話し合いなど、安全面に関する取り組みを行ってきました。やっているつもりでも「これでいいのか?」「もっといい方法はないか?」と考える日々です。他の園ではどのような取り組みがありますか?

こちらのご質問には、他の参加者の方、そして講師からの情報提供を行いましたが、追加でこちらの動画も。
これまで5つの講座を受けてくださったSさんからの質問。他分野と関連付けて学んでいただいていることも伺えました。

追加で、こちらも参考にしていただければと思います。

また、避難訓練の話の中で「非常ベルを異常に怖がった」「机の下に潜ることができない3歳児」などの話が出てきました。

コロナ禍による生活体験の変化、さらに「聞こえてくるもの」をコントロールしやすい現代の中で、子どもたちの成長に変化が出てきています。

「お箸を持つことができる時期が、遅くなっている」という、わかりやすい事例も出てきました。

本年度は、話題にあげると必ず賛同される、という印象です。こちらもご覧になってみてくださいね。

また、こちらに「防災士」の資格取得講座を受けた時のハイライトを載せておきます。

災害ってなんだろう?防災のためにできることはあるかな?

問題提起の一つになると嬉しいです。

避難訓練も、防災教育も、難しいことではなく「台風の時のお家」から、想像したり準備したりすることから始めてみる。缶詰をカセットコンロで温めてみる、ろうそくを灯してみる、電気を消し過ごしてみる…視点を変えて、防災・避難を捉えてみることで、備えにつながることもあります。

安心のための安全対策。自分の身を自分で守れる大人でいられるように、これからも一緒に学んでいきましょうね!

2022.11.24 がじゅまる学習塾

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