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保育の中での『ジェンダー』を考える

普段の保育の中で、子どもの人権について考える機会が増えている!とはいえ、この方法でいいの?

世代間や個人の考え方のギャップがなかなか埋まらなくて…研修でどうにかなるものですか?

がじゅまる学習塾に寄せられる、保育士さんからの声です。

私自身、現場にいた時も、今でも「これは子どもに価値観を押し付けている?」「女だからって、得意だとは限らないよ?」と、迷ったり腹を立てたりすることがあります。

これは保育士だから「ピアノが得意」「子育てが上手」だとイメージを決めつけられ、悩むこととも共通しているかもしれませんね。


社会的にも「ジェンダー」に対する理解が進み、家族の形も多様になってきました。

女の子っぽい男の子、おてんばと呼ばれる女の子。

かと言って、生まれた体の状態を無視して、何もかもを同じにすればいいのか?

トイレも全て一緒にしたら、それが平等なのか?というと、疑問も残ります。

男と女という、それぞれの体の機能があって、生命が誕生することはこれまでもこれからも変わりようがないですし、家庭の中での役割も、お互いが納得して助け合える関係であれば、周りが口を挟むことではないでしょう。

そして、「男・女」ではなく「〇〇さん」としての存在こそが大事なのは、今も昔も変わらないはずです。

家族の形や、障害の有無や、生まれ、国籍や好きなこと、いやなこと…

差別などと大袈裟なことを言わなくても、自分を理解し、お互いを大切にする。

そのために必要な「保育の中での配慮」とは?


子どもたちに「教える」ことではなく、まずは私たち大人、一人ひとりに染み付いている固定観念を柔らかくしておきたいですね。

そこで今回は、保育に関わるみなさんの考えがニュートラルになることを助けてくれる絵本を紹介します。

オス同士のカップルが子どもを誕生させ、家族となりました。ニューヨークのセントアッルパークであった、本当のお話です。
ひとりひとり、いろいろな姿があることが描かれている絵本。おとこ・おんなでいる前に、一人一人がそもそも違うよね?
表紙には描かれていませんが、中には男の子の姿も。生まれた性別にかかわらず、好きなことを楽しめることを大事にしたいですね。
大家族もいれば、2人家族もいる。昔はだいたいこうだった、ということから始まり、家族が変化していく様子を知ることができます。

他にもこんな絵本があります。

みなさんのおすすめの絵本も、教えてもらえると嬉しいです。

2023.03.09  がじゅまる 学習塾

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