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「満足感、充実感、達成感」

保育の現場では、連絡帳を書くときや会議の時によく使われる「満足感、充実感、達成感」という言葉。

今回は、この言葉たちを見直していき、正しく、大切に使えるようになるための勉強をしていきましょう。

まずは、「満足感」についてです。

「満足感」とは、完全なこと。望みが満ち足りていること。不平不満ではないこと。を指します。

今の生活に満足している。

お腹いっぱい食べて満足だ。などの場面でよく使われますね。

次に、「充実感」についてです。

この言葉は、自分の意思があり、中身が詰まっているというニュアンスが含まれていると考えています。

例えば、嫌なことや不満もあるけれど、その中で自分の成長を感じられる時に、

充実感という言葉を使いますね。

最後に、「達成感」についてです。

この言葉は、目標や目的に対して出来たかどうかに対して、保育士側がよく使います。

この言葉を使う際の留意点として、

・子ども自身が本当に達成感を味わうことができているか?

・目標自体が低くて達成感を味わうというよりも、難なくクリアしてしまうという状態ではないかどうか?

を、正しく見極める必要があります。

子どもに達成感を感じてもらうためには、

・全体で目標を設定することと、

・個人に合わせた目標を設定することをバランスよく行う 必要があります。

例えば、足が速くリレーでいつも1位の子が、走ることで達成感を味わうために、

タイマーなどを用いてもっと速い記録を出すためには、どうしたらいいかを考え目標を設定します。

その子には、その子に合ったレベルの目標があり、それを保育士が理解し適切に設定することで、達成感を感じる機会を増やすことにも繋がっていきます。

さらに、物事を達成したときに、

どんな気持ちになった?と問いかけることで、子ども児自身が自分の中の「充実感」に気がつくことができるかもしれません。

さらに、自分の中の感情を知ることが「満足感」を得ていくということなのかもしれません。

普段の保育現場で使われている言葉を見直していくことで、

保育という仕事がもっとクリアに見えてきたり、価値を感じたりすることができます。

これからも、保育の質を向上させるために一緒に学んでいきましょう。

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